のびおりの真実
妊活中に知ってほしい
「のびおり」の真実
「のびおりが出たから、今日が排卵日」
「今月は出なかったから、排卵していない」
「のびおりが少ない私は不妊かもしれない」
妊活中は、
おりものの変化一つでも期待したり
不安になったりすると思います。
のびおりは、
排卵が近いことを知らせてくれる
大切な体のサインです。
でも、最初に
一番大切なことをお伝えします。
のびおりが出た日
=排卵日とは限りません。
そして、
のびおりが見えない
=不妊でもありません。
のびおりは排卵予測の
ヒントにはなりますが、
それ一つだけで排卵日や妊娠力を
すべて判断することはできません。
のびおりってそもそも何?
のびおりとは、
排卵が近づいた時期に増える、
透明で、指で触るとよく伸びる
「おりもの」のことです。
子宮の入り口にある
子宮頸管から分泌される
「頸管粘液」
と呼ばれるものです。
排卵が近づくと、
女性ホルモンの一つである
エストロゲンの分泌が増えます。
その影響によって頸管粘液の量が増え
水分が多く、透明で、
伸びやすい状態へ変化します。
のびおりの大切な役割
精子を酸から守る
膣内は通常、細菌から体を守るために酸性です。排卵期の頸管粘液は、精子が進みやすい環境を作ります。
精子の通り道を作る
水分が多く伸びやすい粘液は、精子が子宮頸管を通って子宮へ進むのを助けます。
精子の生存を助ける
妊娠しやすい頸管粘液の中では、精子が排卵を待ちながら生存しやすくなります。
排卵が近いことを知らせる
透明で滑りやすく伸びるおりものは、妊娠しやすい時期を知らせるサインです。
おりものではありません
精子が卵子へ
たどり着くための道を作る
妊娠準備のサインです
生理周期でどう変化する?
おりものは、
月経周期の中で女性ホルモンの変化に合わせて、
量・水分量・粘り気が変化します。
ここが【のびおり】
この変化が全員に教科書通りに
現れるわけではありません。
数日間続く方もいれば、
1日だけの方、外からほとんど
確認できない方もいます。
のびおりが出た日=排卵日?
「のびおりが出た日が排卵日ですか?」
これは妊活中にとても多い質問です。
のびおりが出た日=排卵日
とは限りません
のびおりは
一般的には排卵前〜排卵当日にかけて、
体が妊娠の準備に向けて分泌が増えます。
なので、のびおり出た
排卵付近ってことは間違いありませんが、
少し個人差があります。
実際には
排卵前〜排卵当日〜排卵後
にかけてのびおりが出るので、
排卵前・排卵当日・排卵後に
またがることがあります。
頸管粘液のピーク日は
排卵時期と近い傾向がありますが、
自分で判断したピーク日と
実際の排卵日が完全に同じ日に
なるとは限らず、2~3日前後
することがあります。
☑️排卵検査薬
☑️基礎体温
☑️月経周期
☑️必要に応じて超音波検査
を組み合わせて排卵時期を
広く捉えましょう
妊娠しやすい
タイミングの取り方
妊活で大切なのは、
排卵した瞬間にタイミングを
取ることではありません。
排卵する前から、
精子が女性の体内で卵子を
待っている状態を作ることです。
「排卵した」ではなく
妊娠しやすい期間
に入ったサイン
と考えてください
タイミングを考えたい日
- 水っぽいおりものが増え始めた日
- 透明で伸びるおりものが出た日
- 排卵検査薬が陽性になった日
毎日が負担でなければ、
のびおりが出ている期間に
毎日でも構いません。
毎日が難しい場合は、
1日おきでも妊娠しやすい期間を
広くカバーできます。
のびおりが
出ないと不妊?
のびおりが出ない=不妊?
それ、決めつけるのはまだ早いです。
見えないだけで
頸管粘液がまったく
分泌されていない
とは限りません
頸管粘液は子宮頸管
の中で分泌されます。
体の中では十分に分泌されていても
子宮頸管の奥にとどまり
下着やトイレットペーパーでは
確認しにくい方もいます。
☑️量が多い方・少ない方
☑️数日続く方・1日だけの方
☑️よく伸びる方・水っぽさだけ感じる方
☑️外へ出やすい方・出にくい方
透明でよく伸びる粘液は
妊娠しやすいサインですが、
それを確認できない周期でも
排卵し、自然妊娠する方はいます。
「私は不妊だ」と
自分を追い込まないでください。
確認を考えたいケース
- 月経周期が毎回大きく乱れる
- 3か月以上月経が来ない
- 排卵検査薬が長期間陽性にならない
- 基礎体温が二相にならない周期が続く
- 以前は出ていたのに急に出なくなった
排卵の有無やホルモン状態を
病院で確認してもらいましょう。
のびおりが
出にくくなる原因
のびおりの量や性質を
大きく左右するのが、
女性ホルモンのエストロゲンです。
↓
エストロゲンが増える
↓
頸管粘液が増える
↓
のびおりが出る
卵胞の発育が不十分だったり
エストロゲンが十分に
増えなかったりすると
頸管粘液が
増えにくくなることがあります。
🚨排卵障害・無排卵
卵胞が十分に育たない周期では、エストロゲンの上昇が弱く、のびおりが増えにくい場合があります。
🚨卵巣機能の変化
年齢や卵巣機能の変化によって、排卵前のホルモン変化が小さくなることがあります。
🚨授乳中・産後
授乳中は排卵が抑えられ、おりものの変化が分かりにくい場合があります。
🚨薬の影響
排卵誘発薬のクロミフェンなど、一部の薬は排卵を促していても頸管粘液を少なくすることがあります。
=女性ホルモンが少ない
とすぐ決まるわけではありません。
外から見えないだけの場合もあるため
おりものだけでホルモン状態を
断定しないでください。
少なくなった
のびおりを復活させたい
のびおりの量を
コントロールしているのは、
主にエストロゲンです。
乱れるような体の不調が
あるとのびおりが
出にくくなることが
👇👇👇
睡眠時間を確保する
睡眠時間が短くなると、のびおりが少なくなる傾向が...
水分不足を避ける
こまめに水分を補給しましょう。ただし、大量に水を飲めば必ず増えるわけではありません。
無理な減量をしない
極端な食事制限や体重減少は、排卵や女性ホルモンの分泌を抑えることがあります。
排卵誘発剤を使用してから
クロミフェン(クロミッド)の排卵誘発剤を使用してのびおりが少なくなった場合は副作用の可能性があります。影響が気になる場合は、主治医へ相談してください。
まとめ
☑️正体は排卵期の頸管粘液
☑️精子を守り、子宮へ進みやすくする
☑️出た日=排卵日ではない
☑️排卵前から排卵後まで見えることがある
☑️出ないからといって不妊とは限らない
☑️体内にあっても外へ出にくい人がいる
☑️薬が粘液へ影響することもある
妊活中は、
のびおりが出ると期待し、
出ないと「今月も排卵しないのかも」
と不安になることがります。
でも、のびおりは排卵を
知らせるヒントの一つであって
妊娠できるかどうかを決める
合否判定ではありません。
少ない=妊娠できない
そう決めつけなくて
大丈夫です
のびおりが増え始めたら、
排卵が近い可能性を考えて
少し早めにタイミングを取る。
出ない周期があっても、
排卵検査薬や基礎体温を使い、
排卵を確認する。
知ることは
妊娠へ近づく大切な一歩です
不安だけを抱え続けず
必要な時は検査や医療も
頼ってくださいね😌